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2026 年版 · マレーシア移住ガイド

マレーシア移住 — 目的に合うビザの選び方と、費用・税金・暮らし

マレーシアに移住するには、目的に合う長期のパスを取ります。働かずに長く暮らすなら MM2H、海外の仕事をリモートで続けるなら DE Rantau、マレーシアの会社で働く・会社を持つなら就労ビザ (Employment Pass・ラブアンの就労ビザ) が主な選択肢です。

最終更新: / 執筆: Bangga 編集部

98% VISA 取得率※
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※ VISA 取得率は 2020 年〜2026 年 7 月の申請案件に対する承認率 (自社集計)。

公式の資料の確認日:

目的別に見る、マレーシア移住の主なビザ

マレーシアに「移住ビザ」という 1 つの制度はなく、滞在の目的ごとにパスが分かれています。主な 4 つを、公式の資料の条件で並べました。

条件と期間

ビザ (パス)向いている方主な条件期間
MM2H
(Malaysia My Second Home)
働かずに長く暮らしたい方 (退職後など)25 歳以上。定期預金 USD 150,000〜1,000,000 と、住宅の購入 RM 600,000〜2,000,000 (ティアによる)5〜20 年 (ティアによる・更新可)
DE Rantau
(ノマドパス)
海外の会社・顧客の仕事を、リモートで続ける方18 歳超。年収 USD 24,000 以上 (IT・デジタルの職)、USD 60,000 以上 (それ以外の職)3〜12 か月。12 か月の更新で最長 24 か月
Employment Pass
(KL などの会社の就労ビザ)
マレーシアの会社で働く方、ご自身の会社 (Sdn Bhd) で働く方月給 RM 5,000 以上 (Category III)、RM 10,000 以上 (Category II)、RM 20,000 以上 (Category I)最長 5 年 (III)・10 年 (I・II)
ラブアンの就労ビザ
(Work Permit)
ラブアン法人を持ち、ラブアンで働く方月の収入 RM 10,000 以上 (基本給と手当などを含む)—

マレーシアでの就労と家族

ビザ (パス)マレーシアでの就労家族
MM2HPlatinum だけ可。Silver・Gold・SEZ/SFZ は不可扶養家族も申請できる
DE Rantauリモートワーク・フリーランスの仕事 (配偶者は就労不可)配偶者・18 歳未満の子・親
Employment Pass雇用する会社で就労帯同家族のパス (Dependent Pass)
ラブアンの就労ビザ雇用するラブアン法人で就労帯同家族のビザ

MM2H: MOTAC (観光芸術文化省) MM2H 公式ポータル (各ティアのページ、2026-02-10 更新)。定期預金は承認後に元本の 50% まで住宅購入・教育・医療などに引き出せ、購入した住宅は 10 年間売却できません。SEZ/SFZ (Johor 州 Forest City) は 21 歳以上で定期預金 USD 65,000 (50 歳以上は USD 32,000)、期間 10 年です。
DE Rantau: MDEC「DE Rantau Pass FAQ」Version 10.0 (2026-08-28)。
Employment Pass: 移民局 ESD (Expatriate Services Division)「Announcement 266」 (2026-01-15 公表、2026-06-01 以降の新規・更新の申請に適用)。Category II・III は後継者計画 (succession plan) が条件です。
ラブアンの就労ビザ: Labuan FSA のガイドライン 5.1。有効期間は、確認した公式の資料に記載がないため「—」としています。
確認日はいずれも 2026 年 10 月 1 日。条件は変わることがあるため、申請の前に最新の案内をご確認ください。

どのビザが合うか — 3 つの問いで選ぶ

  1. マレーシアで働きますか。会社を持ちますか。 はい → 就労ビザです。国内の取引が中心なら KL などの現地法人 (Sdn Bhd) と Employment Pass、国際取引が中心ならラブアン法人とラブアンの就労ビザが基本です。会社の選び方は マレーシア法人設立、費用は 設立費用と年間維持費 にまとめています。
  2. 日本や海外の仕事を、マレーシアからリモートで続けますか。 はい → DE Rantau です。年収の条件と、期間が最長 24 か月であることを確かめてください。それより長く住む予定なら、ほかのパスへの切り替えも考えておきます。
  3. 働かずに、長く暮らしますか。 はい → MM2H です。年齢と、定期預金・住宅の購入に使える資金で、Silver・Gold・Platinum・SEZ/SFZ から選びます。

ご家族の働き方も合わせて確かめます。たとえば DE Rantau の配偶者は、マレーシアで働けません。

移住にかかる費用 — 政府に払う費用と、Bangga の料金

費用は「政府に払う申請の費用」「代行の料金」「定期預金や住宅の購入などの資金」に分けて考えます。ここでは、公式に決まっている政府の費用と、Bangga の料金表にある額だけを載せます。生活費は住む地域と暮らし方で大きく変わるため、このページでは目安の額を出していません。

政府に払う主な費用

項目金額円の目安
MM2H 処理手数料 (本人)RM 5,000約 19 万円
MM2H 処理手数料 (扶養家族 1 人)RM 2,500約 10 万円
MM2H 参加費 (Silver)RM 1,000約 3.9 万円
MM2H 参加費 (Gold)RM 3,000約 11.6 万円
MM2H 参加費 (Platinum)RM 200,000約 770 万円
DE Rantau 処理手数料 (本人)RM 1,080 (SST 8% 込み・返金なし)約 4.2 万円
DE Rantau 処理手数料 (扶養家族 1 人)RM 540 (同上)約 2.1 万円
DE Rantau のパス料金 (入国管理局・本人)RM 360 / 年約 1.4 万円

1 RM ≒ 38.5 円 (BNM 仲値、2026-09-30) で換算。目安

MM2H の定期預金は預け入れる資金で、承認後に元本の 50% まで住宅の購入・教育・医療などに使えます。住宅の購入額も資産の購入です。ご家族 4 人の場合の試算は MM2H の費用 にあります。DE Rantau の料金は MDEC の FAQ の項目 D-1 (国籍によっては、別に入国のビザの料金がかかります)。

Bangga の料金 (就労ビザ)

項目料金 (税別)
ラブアンの就労ビザ 1 人目68.0万円
ラブアンの就労ビザ 2 人目34.0万円
ラブアンの帯同家族ビザ (1 名)21.0万円
Employment Pass (KL の Sdn Bhd・MDEC 適合の会社)63.0万円 + 当局費用(実費)
Employment Pass (KL の Sdn Bhd・ESD 経由)85.0万円 + 当局費用 約11.2万円(合計 96.2万円)

料金は 2026-09-20 改定の料金表 (日本円・税別) です。含まれるものと更新の料金は 料金表 をご覧ください。MM2H と DE Rantau の申請のサポートは、ご家族の人数と書類の状況をうかがってお見積りします。会社の設立と維持の費用は 設立費用と年間維持費 にまとめています。

税金 — マレーシアの居住者になる条件と、日本側で確かめること

マレーシア側

マレーシアでは、1 年 (1 月〜12 月) に 182 日以上 滞在すると、原則として所得税の居住者になります (所得税法 (ITA 1967) 第 7 条。182 日に満たなくても、前後の年とつながる滞在などで居住者になる場合があります)。居住者の個人所得税は、課税所得に応じて 0%〜30% の累進税率です。

国外で得た所得の扱いや、ビザごとの課税の違いは、所得の種類と個別の事情で変わります。

日本側

日本の所得税では、居住者かどうかを 国内に住所 (生活の本拠) があるかどうか で判定します。滞在日数だけで決まる「183 日ルール」は、日本の所得税法にはありません。住居・職業・資産の所在・親族の居住状況などの事実で判断されます (国税庁 タックスアンサー No.2012)。

確かめること要点くわしく
居住者かどうか住所 (生活の本拠) で判定。日数だけでは決まらない日本側で必要な手続き
国外転出時課税 (出国税)出国の時に有価証券などが 1 億円以上あり、出国の前 10 年のうち国内に住んだ期間が 5 年を超える方は、売っていなくても含み益に課税される国外転出時課税
住民票・健康保険・年金海外転出届はあらかじめ出す。国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民年金は日本国籍があれば任意で加入できる日本側で必要な手続き
国外財産調書日本の居住者の間は、12 月 31 日に 5,000 万円を超える国外財産があれば、翌年 6 月 30 日までに提出国外財産調書・財産債務調書
海外への送金・出資外為法の報告 (3,000 万円相当額を超える支払など)外為法の報告義務
海外の会社を持つ場合外国子会社合算税制 (CFC 税制) で、日本側で所得を合算される場合がある外国子会社合算税制
日本に戻るとき出国税を取り消せる場合がある (期限あり)。住民票・年金の手続き帰国したときに起きること

日本側の要点は、国税庁などの公表資料にもとづく 日本側で必要な手続き の要約です。制度は変わることがあり、さかのぼって適用された例もあります (制度変更の年表)。Bangga は税務代理・税務相談を行う事業者ではありません。具体的な判断は、税理士・所轄の税務署にご確認ください。

暮らしの準備 — 住まい・口座・滞在できる地域

移住までの流れ

  1. 目的と期間を決め、ビザを選ぶ — 働くかどうか、どのくらい住むか、ご家族はどうするか。
  2. 日本側の確認 — 出国税の対象になるか、住民票・年金をどうするか。税理士に相談する時期もここで決めます。
  3. 書類をそろえる — 英訳や認証が要る書類は、時間がかかります。
  4. 申請と審査 — 目安は、MM2H が書類の準備から 5〜9 か月、DE Rantau が書類がそろってから 6〜8 週間、KL の就労ビザ (Sdn Bhd) が 3〜6 か月 (ESD アカウントの開設審査 (2〜6 か月) を含みます)、ラブアンの就労ビザが 3〜6 か月です。
  5. 入国と現地の手続き — パスの発行、銀行口座、住まい。ラブアンの就労ビザは、ラブアンへのご渡航が必要です。

就労ビザ: 期間は、必要書類が揃い、お振込が完了した時点からの目安です。書類のご準備期間は含みません。 MM2H は書類準備から、政府の審査 (3〜6 か月)、入国後の手続きとビザシールの貼付までの合計の目安です。DE Rantau は MDEC の公式の処理の目安 (書類がそろってから) です。

Bangga がお手伝いできること

ご契約とご請求は Bangga Inc.、日本国内の窓口は BlancBow Inc.、マレーシア現地の実務は Bangga Inc. から業務委託を受けた Bangga Global Sdn. Bhd. が担当します。

よくある質問

マレーシアに移住するには、どのビザが必要ですか?
滞在の目的で決まります。働かずに長く暮らすなら MM2H、海外の仕事をリモートで続けるなら DE Rantau、マレーシアの会社で働く・会社を持つなら就労ビザ (KL などの会社は Employment Pass、ラブアン法人はラブアンの就労ビザ) です。条件は 主なビザの比較 をご覧ください。
マレーシア移住に年齢の条件はありますか?
MM2H は Silver・Gold・Platinum が 25 歳以上、SEZ/SFZ は 21 歳以上です (50 歳以上の区分もあります)。DE Rantau は 18 歳を超えていることが条件です。就労ビザ (Employment Pass) の主な条件は月給の額で、2026 年 6 月 1 日以降の申請は月 RM 5,000 以上です。
マレーシア移住にはいくら必要ですか?
MM2H は定期預金 (Silver で USD 150,000) と住宅の購入 (Silver で RM 600,000 以上) が条件で、政府の処理手数料は本人 RM 5,000、扶養家族 1 人 RM 2,500 です。DE Rantau は定期預金も住宅の購入も条件ではなく、処理手数料は本人 RM 1,080 です。生活費は住む地域と暮らし方で大きく変わります。くわしくは 移住にかかる費用 をご覧ください。
マレーシアで働きながら暮らせますか?
マレーシアの会社で働くには就労ビザ (Employment Pass・ラブアンの就労ビザ) が必要です。MM2H で就労・事業ができるのは Platinum だけで、Silver・Gold・SEZ/SFZ ではできません。DE Rantau は、海外の雇用主の仕事やフリーランスの仕事をリモートで続けるためのパスです (配偶者はマレーシアで働けません)。
マレーシアに移住したら、日本の住民票はどうなりますか?
海外に転出する方は、あらかじめ市区町村に海外転出届を出します (住民基本台帳法 24 条)。国内に住所がなくなると国民健康保険の被保険者ではなくなり、国民年金は日本国籍があれば任意で加入できます。くわしくは 日本側で必要な手続き をご覧ください。
海外に 183 日以上いれば、日本の居住者ではなくなりますか?
日数だけでは決まりません。日本の所得税では、国内に住所 (生活の本拠) があるかどうかで判定し、住居・職業・資産の所在・親族の居住状況などの事実で判断します。国税庁も、外国に 1 年の半分 (183 日) 以上滞在していても日本の居住者となる場合があるとしています (タックスアンサー No.2012)。なお、マレーシアでは 1 年に 182 日以上の滞在で、原則としてマレーシアの所得税の居住者になります。
家族と一緒に移住できますか?
できます。MM2H は扶養家族も申請でき (処理手数料 1 人 RM 2,500)、DE Rantau は配偶者・18 歳未満の子・親が対象です。就労ビザは帯同家族のパスを申請します。ラブアンの帯同家族ビザは、Bangga の料金で 1 名 21.0万円 (税別) です。
マレーシアに移住するには、家を買う必要がありますか?
MM2H では住宅の購入が条件です (Silver は RM 600,000 以上など。購入した住宅は 10 年間売却できません)。DE Rantau と就労ビザの条件に、住宅の購入は含まれません。物件探しは、提携の不動産会社をご紹介します。

出典

確認日はいずれも 2026 年 10 月 1 日。

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