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2026 年版 · マレーシア法人設立

マレーシアの銀行口座開設

マレーシアの法人口座は、登記のあと、書類に不備がなければ開設まで 1〜3 か月が目安です (Bangga の目安・2026 年 10 月時点)。最初の預け入れは、法人の当座の口座で OCBC・Alliance Bank が RM 500、UOB が RM 10,000 です (各行の公式ページ・2026 年 10 月 7 日確認)。

最終更新: / 執筆: Bangga 編集部

1,300+ 法人設立実績 (グループ累計※)
98% ビザ申請の承認率※
4 ご相談の対応言語
日本人スタッフ KL 在住 · フォーム / メールでお気軽に

※ 2020 年〜2026 年 7 月の累計。法人設立・留学の数は、Bangga Group 3 社および Bangga が出資する提携パートナー法人の合算実績 (自社集計)。ビザ申請の承認率は、同期間に申請した案件のうち承認された割合 (自社集計)。

マレーシアの銀行口座開設

法人口座 (Sdn Bhd / Labuan)

口座開設を支援している主な銀行と、最初の預け入れ (各行の公式ページ):

最初の預け入れは各行の公式ページの値 (2026-10-07 確認) で、銀行の方針と時期で変わります。審査の期間は銀行が公表していないため、書類の準備から開設の通知までの合計 (1〜3 か月) を Bangga の目安としてお伝えしています。法人設立後すぐに申請可能。提携の会社秘書役が決議書の作成をサポートします。Bangga の出資先 (提携パートナー法人) は銀行と取引があり、Bangga も多くの法人口座の開設を支援してきました。審査の期間と条件は銀行によります。

個人口座 (移住者向け)

就労パスを持つ方は個人口座も開けます (Maybank・CIMB・Public Bank など):

  • 外国の方は、パスポートのほか、就労・就学などの在留の許可と、勤め先の証明を求められます (銀行と口座で違います)
  • 例: CIMB は、就労の方に Employment Pass (残り 6 か月以上) と雇用の証明・月収 RM 10,000 以上の証明を求めています (CIMB の給与振込のサービスを使う場合は不要)。普通預金 (Regular Savings) の最初の預け入れは RM 250 です (CIMB «Documents for identity verification» / CIMB «Regular Savings Account»)

到着してからの SIM・インターネットの契約と口座の開設の順番は、携帯・インターネット・銀行の初期セットアップにまとめています。

法人口座の開設の流れ

ステップ内容
1. 法人登記完了の確認SSM (Suruhanjaya Syarikat Malaysia) 登記証の取得
2. 銀行・口座種別の選定国内銀行か外資系銀行か、通貨設定
3. 書類の収集・認証定款・取締役パスポート・ビジネスプランなど
4. 銀行への申請・面談支店訪問またはオンライン申請
5. 審査・口座開設通知AML/KYC スクリーニング

合計の目安は 1〜3 か月 です (書類の不備がない場合)。※ 期間は、必要書類が揃い、お振込が完了した時点からの目安です。書類のご準備期間は含みません。

Sdn Bhd の法人口座: 必要書類

銀行によって異なるため、申請前に個別に確認してください。

法人関連書類

  • Notice of Registration (登記の通知) または Certificate of Incorporation (設立証明書): SSM が設立時に出すのは登記の通知で、設立証明書は手数料を払って申請すると出ます
  • Constitution (定款、旧 M&A): 定めた場合の最新版の全ページ (株式会社では定款は任意)
  • Return of Allotment of Shares (株式の割当の届出。会社法 第 78 条、旧 Form 24) / Notification of Change in the Register of Directors, Managers and Secretaries (取締役・秘書役の名簿の変更の届出。第 58 条、旧 Form 49): SSM のオンラインシステム MyCoID からのプリントアウトでも可。株主は株主名簿で示します
  • 最新の Annual Return (年次申告書): 設立 1 年以上の法人のみ
  • Board Resolution (取締役会決議書): 口座開設を承認する旨を記載。銀行指定フォームへの転記が必要な場合あり
  • Company Stamp (法人印): マレーシアでは義務ではないが、銀行が要求するケースあり

取締役・株主の個人書類

  • パスポートコピー: 全取締役・署名権者 (Authorized Signatory) のパスポート顔写真ページ
  • 住所証明: 公共料金の請求書または銀行明細 (発行から 3 か月以内)
  • 経歴書 (CV): 特に外国人取締役の場合、金融機関が追加で求めることが多い

ビジネス関連書類

  • ビジネスプラン: 事業概要・顧客ターゲット・収益モデルを明記 (A4 で 2〜5 ページ程度)
  • 契約書や発注書のサンプル: 既存取引がある場合
  • ウェブサイト URL: 事業実態の確認に使用
  • 取引先情報: 主要顧客・仕入れ先の国籍・業種

ラブアン IBC の法人口座: Sdn Bhd との違い

ラブアン IBC はラブアン金融サービス機構 (Labuan FSA) の監督下にあるため、一般の Sdn Bhd とは異なる審査が行われます。

項目Sdn Bhdラブアン IBC
利用可能銀行マレーシアの銀行Labuan FSA の免許を持つラブアンの銀行
主な追加書類なしLabuan FSA 発行の Certificate of Incorporation、ラブアンのライセンス番号
取引通貨MYR 中心、外貨口座も可USD・EUR・SGD など外貨が主流
Substance 要件の証明不要ラブアンのオフィスの賃貸契約・従業員の雇用証明が必要なケースあり

Labuan FSA の免許を持つラブアンの銀行には、Hong Leong Bank Berhad (Labuan International Branch)・CIMB Bank Berhad (Labuan Offshore Branch)・Maybank International Labuan Branch などがあります (官報 P.U.(B) 118/2026 の一覧。2025 年 12 月 31 日時点の免許。2026-10-07 確認)。銀行口座に入金される取引の性質によっては Substance 要件の充足が必須となります。税務上の取扱いは、個別に税理士・弁護士にご確認ください (ラブアン IBC)。

審査で止まる主な原因と対策

1. 事業実態の不透明さ

状況: 設立直後で売上がなく、ビジネスプランが抽象的。
対策: 具体的な取引先名・想定月次取引額・業界 (例: SaaS、越境 EC) を明記したビジネスプランを作成する。スクリーンショット付きのウェブサイトや、LOI (意向表明書) があれば添付する。

2. 高リスク国との取引

状況: 取引相手や資金源が FATF のグレーリスト («Jurisdictions under Increased Monitoring»、2026 年 6 月 19 日の公表) の国に当たる。
対策: 申請時に取引構造を説明する書面 (Explanation Letter) を提出し、資金の合法性と流れを明確にする。

3. 書類の不整合

状況: 定款の住所と取締役の住所証明書の住所が一致しない、パスポートの期限が 6 か月未満など。
対策: 書類提出前に、すべての書類の日付・住所・氏名のスペルを統一して確認する。

4. 外国人 100% の株主構成

状況: マレーシア人の株主・取締役がゼロの場合、一部の銀行は追加審査を設ける。
対策: マレーシア人の共同創業者または Nominee Director を加える選択肢もありますが、法的リスクを伴うため、必ず弁護士と相談の上で判断してください。

審査に通らなかった場合でも、理由を確認して書類を補完すれば再申請は可能です。

口座開設後の初期設定

  • インターネットバンキングの設定: 認証の機器 (Token) を使う銀行では、受け取りまで日数がかかることがあります
  • 署名カードの届出: 実際の署名サンプルを銀行に提出

出典 (確認日はいずれも 2026-10-07): 各銀行の口座の公式ページ (上のリンク) / UOB «Online account opening» / Labuan FSA «Banking» / SSM «Starting a Company» / SSM «Updating Company Information» (第 58 条・第 78 条) / FATF «Jurisdictions under Increased Monitoring – June 2026»。

銀行の審査基準・必要書類は変更される場合があります。ラブアン IBC の Substance 要件・CFC 税制・マレーシアの法人税に関する判断は、個別の状況に応じて税理士・弁護士にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 法人口座の開設には、どれくらいかかりますか?
A. 法人の登記のあとに銀行に申し込み、書類に不備がなければ、開設の通知まで 1〜3 か月が目安です (Bangga の案件での目安)。銀行の審査の期間は、どの銀行も公式ページに書いていないため、設立と並行して書類を準備します。
Q. 法人口座の最初の預け入れは、いくら必要ですか?
A. 銀行と口座の種類で違います。法人の当座の口座では、OCBC の MYR Business Current Account と Alliance Bank の Business Current Account が RM 500、UOB の Business Current Account が RM 10,000 (BizCA+ は RM 25,000) です。OCBC の Business Access (RM 50,000) は、取締役が全員マレーシア国籍の会社だけが対象です (2026 年 10 月 7 日に各行の公式ページで確認)。申し込む前に、銀行の最新の案内でお確かめください。
Q. ラブアン法人の口座は、どこで開けますか?
A. Labuan FSA の免許を持つラブアンの銀行で開きます (Hong Leong Bank の Labuan International Branch・CIMB Bank の Labuan Offshore Branch・Maybank International Labuan Branch など。官報 P.U.(B) 118/2026 の一覧)。Labuan FSA が出す設立の証明書とラブアンのライセンスの番号が追加で要り、取引の性質によっては、ラブアンのオフィスの賃貸契約や従業員の雇用の証明を求められます。
Q. 外国人だけが株主の会社でも、法人口座を開けますか?
A. 開けるかどうかは、銀行の審査で決まります。マレーシア人の株主・取締役がいない会社には、追加の審査を設ける銀行があります。具体的な取引先・想定の取引額・業種を書いた事業計画書を用意すると、審査が進みやすくなります。マレーシア人を名義だけの取締役 (Nominee Director) にする方法は法的なリスクを伴うため、弁護士と相談のうえで判断してください。

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