マレーシアに日本企業の現地子会社を設立する
日本の会社が株主になる場合も、法人の形は Sdn Bhd かラブアン法人で、国内の取引・利益の大きさ・就労ビザの要否で選びます。Bangga の設立の料金は Sdn Bhd が 60.0万円〜、ラブアン法人が 120.0万円 (税別)、Sdn Bhd の設立は 2〜6 週間が目安です。
※ 2020 年〜2026 年 7 月の累計。法人設立・留学の数は、Bangga Group 3 社および Bangga が出資する提携パートナー法人の合算実績 (自社集計)。ビザ申請の承認率は、同期間に申請した案件のうち承認された割合 (自社集計)。
社内でご検討いただくときに要る点 (法人の形・費用・期間・駐在する方の就労ビザ・銀行口座・日本側の手続き) を、このページにまとめました。それぞれの詳しい説明は、各項目のリンク先のページにあります。
法人の形の選び方
日本の会社が株主になる場合も、選ぶ法人の形は KL などの現地法人 (Sdn Bhd) とラブアン法人です。どちらが合うかは、マレーシア国内の取引があるか、利益の大きさ、就労ビザの要否で変わります。
| 法人の形 | 法人税 | 向いている場合 | 詳しく |
|---|---|---|---|
| KL などの現地法人 (Sdn Bhd) | 24% (外国の会社・外国人の出資が 20% を超える会社は、中小企業の税率を使えません) | マレーシア国内で売る・人を雇う・駐在する方が Employment Pass で働く | Sdn Bhd 設立 |
| ラブアン法人 | 実体の要件を満たす年は監査済みの純利益の 3% (持株専業は 0%)、満たさない年は 24% | 国外向けのサービス・貿易・投資 (3% の対象になるかは、事業の中身により案件ごとに個別に確認します) | ラブアン法人 |
| 両方を持つ形 (ハイブリッド) | それぞれの法人の税率 | マレーシア国内の事業と、国外の取引の両方がある (条件で変わります) | ハイブリッド構造 |
Sdn Bhd では、取締役のうち少なくとも 1 名は、マレーシアに主たる居住地を持ち、通常マレーシアに住んでいる人である必要があります (会社法 (Companies Act 2016) 第 196 条 (4))。マレーシアに住む取締役がいない場合は、ノミニー居住取締役 (57.0万円〜 / 年・税別) をご用意できます。マレーシア居住要件を満たす取締役の就任。年間維持スタンダード以上のご契約が条件です。約42万円の保証金を別途お預かりします(契約終了時に返還します)。
形ごとの比べ方はマレーシア法人設立、税負担の試算は税負担シミュレーター、どちらが合うかの目安は法人設立の 3 分診断にあります。
費用 (Bangga の料金表)
設立と毎年の維持の主な料金です。
| 項目 | KL などの現地法人 (Sdn Bhd) | ラブアン法人 |
|---|---|---|
| 設立 | 設立一式 60.0万円〜 (別に SSM の登記料などの政府の実費) | 設立フルパッケージ 120.0万円 |
| 毎年の維持 | 年 27.0万円〜135.0万円 (年商で 7 区分) | 年間維持費 85.0万円 / 年 (2 年目から) |
| 決算と監査 | 別途お見積り | 決算パック 32.0万円〜 / 年 |
| 法人税 3% のための現地拠点 | — (要件なし) | 現地拠点プラン 月 4.0万円〜16.0万円 (A〜F から 1 つ) |
| 就労ビザ 1 人目 | 63.0万円 + 当局費用(実費) (MDEC 適合) / 85.0万円 + 当局費用 約11.2万円(合計 96.2万円) (ESD 経由) | 68.0万円 |
Bangga の料金は 2026-09-20 改定の料金表の額 (日本円・税別) です。全商品は料金表、政府に払う実費と内訳は設立費用と年間維持費にあります。初年度と 2 年目以降の合計は、無料相談でお見積りします。
期間の目安
| 工程 | 目安 |
|---|---|
| Sdn Bhd の設立 | 2〜6 週間 |
| ラブアン法人の設立 | 2〜8 週間 |
| 銀行口座の開設 | 1〜3 か月 (設立と並行して進めます) |
| 就労ビザ (EP・Sdn Bhd) | 3〜6 か月 (ESD への会社登録 (初回だけ。Bangga の目安は 2〜6 か月で、公式の処理は書類がそろってから 14 営業日) を含みます) |
| 就労ビザ (ラブアン) | 3〜6 か月 |
※ 期間は、必要書類が揃い、お振込が完了した時点からの目安です。書類のご準備期間は含みません。
駐在する方の就労ビザ
マレーシア本土で働くための Employment Pass は、申請母体が本土の会社 (Sdn Bhd) で、ラブアン法人は申請母体になれません。ラブアン法人の役員・従業員は、ラブアンの就労ビザを取得します。
Employment Pass の基本給 (月) の下限は RM 5,000 以上 (Category III)、RM 10,000 以上 (Category II)、RM 20,000 以上 (Category I) です。会社にも払込資本金などの条件があり、初回は ESD への会社登録が要ります。条件は Employment Pass、ラブアンの就労ビザはラブアン法人にまとめています。
銀行口座
法人の銀行口座の開設は 1〜3 か月が目安で、設立と並行して進めます。銀行口座の開設や EP の取得では、現地での面談や実体のある運営も求められます。銀行ごとの違いは銀行口座の開設にまとめています。
日本側の手続き
- 資本金の払い込みなど海外への送金・出資には、外為法の報告が要る場合があります。外為法の報告義務
- 日本の会社が株主の場合、外国子会社合算税制 (CFC 税制) で、マレーシアの会社の所得が日本で合算されることがあります。ラブアン法人の税率は、合算の免除の基準となる租税負担割合を下回ります。外国子会社合算税制
Bangga は税務代理・税務相談を行う事業者ではありません。具体的な判断は、税理士・所轄の税務署にご確認ください。日本側の税は、提携の税理士法人をご紹介します。
ご相談からの流れ
- 無料相談とお見積り — 事業の内容・駐在する方の人数・マレーシア国内の取引の有無をうかがい、法人の形と費用のお見積りをお出しします。
- 設立 — 目安は Sdn Bhd が 2〜6 週間、ラブアン法人が 2〜8 週間。
- 銀行口座 — 目安は 1〜3 か月。設立と並行して進めます。
- 就労ビザ — 目安は Sdn Bhd の Employment Pass が 3〜6 か月、ラブアンの就労ビザが 3〜6 か月。
- 毎年の維持と決算 — 年間維持と、決算・監査。
ご契約とご請求は Bangga Inc.、日本国内の窓口は BlancBow Inc.、マレーシア現地の実務は Bangga Inc. から業務委託を受けた Bangga Global Sdn. Bhd. が担当します。グループの体制は会社情報をご覧ください。
出典
公式の資料の確認日はいずれも 2026 年 10 月 1 日。Bangga の料金は 2026-09-20 改定の料金表、期間は Bangga の目安です。
- Hasil「Tax Rate of Company」
- Hasil「Public Ruling No. 8/2025 Tax Treatment for Micro, Small and Medium Companies」 (2025-12-22)
- Hasil「Guidelines Labuan Trading Activity and Labuan Non-Trading Activity」 (2025-12-10)
- 移民局 ESD (Expatriate Services Division)「Announcement 266」 (2026-01-15)
- Companies Act 2016 (Act 777)